本日は、バートバカラックの来日公演に行ってきました。
今年で79歳と思えないほどのエネルギッシュで素晴らしい公演でした。
11年前の来日公演も見に行きましたが、今回はフルオーケストラでかなり分厚い音でした。
今日は、聞き慣れない4曲の演奏がありました。
下記のようなバカラックのMCで始まった4曲です。
作曲家としてスタートしたとき、簡単にヒットソングが作れると思っていましたが、実際にやってみると、とても難しく、1年半は全くヒット曲が生まれませんでした。
苦労の末、ようやくヒットが生まれました。これから演奏する曲は、最初から4回目までのヒット曲です。
誰が作った曲だろうと、びっくりするかもしれませんが、聞いてみてください。
その曲は、バカラックとは思えないありきたりなコード進行の曲でした。転調も、リズムチェンジもなく本当に平凡な曲行です。
なぜ、こんな4曲をバカラックが今回の公演で用意したかは不明ですが、私はかなり感動しました。
「バカラックは最初からバカラックではなかった」ということを知ったからです。
人の心を揺さぶるエレガントなコード進行やアレンジは、天性のものではなく、努力の末に身につけていったものだったのです。
公演の後半で、最近書いた曲を演奏しました。
バカラックはまだ勉強が足りずうまく演奏できなくて申し訳ないとステージ上で謝りました。
これまでの輝かしい栄光にこだわることなく、79歳でまだ完成することを知らず、努力していく姿勢に涙が止まりませんでした。
最後は、「雨にぬれても」をみんなで大合唱、最後はスタンディングオベーションです。
前の席のお客さん達はステージに駆け寄って握手攻めしていました。
ほぼ満席でしたから、来年も日本公演があるのではないかと期待しています。