最近、松下幸之助の講話をMP3プレイヤーに入れて常に聞いています。
会社は誰のものか?と言う議論が、三年ほど前にライブドアがフジテレビを買収しようとしたときに盛んになりましたが、当時の識者は株主のものという意見が多かったと思います。
私も創業時、会社の所有者は株主だと考えていました。
起業したばかりの頃は、自分がサラリーマン時代に食費や交際費を削って貯めた1000万円を資本金にしていたので、それが無駄に使われるのに相当敏感でしたし、ビジネスモデルも仕事も自分1人で作って、実行していると思っていましたので、会社は自分のものと言う考えが強かったです。
しかし、会社も4期目になり、社員や取引先や株主の協力がなければ、今の規模にまでなれないことを十分理解しているので、最近では会社はステイクホルダーのものと考えていました。
しかし、松下さんの考えでは「会社は国家のもの」ということです。
資金も人材も資材も国家からの借り物ということです。
確かに少しでも自分のものだという所有欲を持つと、和を乱しますし、良心に基づいた正しい判断が出来なくなってくると思います。
これは、松下さんが著書や講演で良く仰る「私心を捨てる」に通ずるものだと感じます。
私の場合、私心を捨てるにはまだまだ修行が足りなそうですが、今後は「会社は国家や世界中の人々のもの」と考え、なるべく多くの人のお役に立てるような経営をしていくことを信念としようと思います。