当社の人事考課システムでは、業績評価のほかに約20項目ほどの評価項目があり、各項目で良い・悪いなどの5段階評価をしています。
人事考課とは、シンプルにいうと会社がお客様からいただく利益のうち、人件費に割り当てられる部分を、会社貢献度にあわせて従業員に公平・適切に分配するための制度だと思っています。
原始時代の狩りにたとえると、マンモスをしとめるために最も考え・走り・矢を放った人に多くの肉を与えるという感じです。
会社ですと少し複雑で、異なる役割を持っている人の貢献度を適切に測り、お金を分配していかないといけないので大変困難です。
従業員の不平不満がおきる大半の原因が給与であることからしても、誰が見てもわかる公平な評価制度を作るのは優れた人事がいる会社でも難しいのです。
当社は、社長や役員だからといって多くの報酬があるわけではなく、部長とほぼ同額です。役員賞与がないので場合によっては従業員より少なくなるケースもあります。
(ちなみに私はサラリーマン時代の半額の年収です。)
社員に安月給で働いてもらっているのに役員が良い給料をもらっているのは明らかにおかしいという私のポリシーからです。
人事考課で、もうひとつ大事にしている考えがあります。
それは、厳しい評価をしてくれた上司こそ本当に信頼できる上司であるということです。
愛がない上司は、適当に当たり障りのない評価をします。これは人間関係を悪化させたくないからです。しかし、そのような上司は部下の成長を願ってはいません。
厳しい評価を伝えるには、相当なエネルギーが必要で、これは本来は無償の愛を持った親ぐらいしかやってくれないことです。
むしろ、親も子供が成人したらやってくれないかもしれません。
親は、子供に将来苦労させたくないからこそ厳しいしつけをするのです。
えらそうなことを書きましたが、私も部下に厳しく接し、逆に株主や顧客からの厳しい評価には素直に反省し続けるように努力してまいります。