FIRST LOGIC

社史

ホーム   >  社史   >  「積算価格シミュレーション」「CFシミュレーション」をリリース

2017.07

「積算価格シミュレーション」「CFシミュレーション」をリリース

2017年7月、楽待の物件掲載ページに「積算価格シミュレーション」と「キャッシュフロー(CF)シミュレーション」という2つの機能を追加した。収益物件の購入判断をサポートする機能を提供することで、当社のミッションである「不動産投資家の支援」を実現しようと考えた。

「積算価格シミュレーション」とは、掲載物件の積算価格をワンクリックで計算できる機能だ。積算価格とは、土地と建物の価値を合算した価格のことであり、物件の販売価格が妥当かどうかを判断する基準の一つである。また、金融機関が融資額を判断する際に用いられることもある。

積算価格SIM

しかし、重要な指標でありながら、積算価格の調査は時間がかかるものだった。まず国税庁の路線価図から検討しているエリアの路線価を調べるのだが、慣れていない人ならば、この作業だけで5分はかかる。そこから更に積算価格を計算するとなると、さらに時間がかかってしまう。この手間を解消し、初心者でもすぐに適切な購入判断ができるよう、積算価格シミュレーション機能の開発を始めることに。他社サイトに同様の機能がなかったことから、楽待を訪れるユーザーの増加にもつながると考えられた。

2つ目の「キャッシュフロー(CF)シミュレーション」はその名の通り、購入後のキャッシュフローをシミュレーションできる機能だ。不動産投資初心者の中には、不動産会社から提示された収支シミュレーションを見て「これくらいお金が入ります」と言われたものを、そのまま信じる人もいる。しかし購入してみると、シミュレーションの想定が甘かったり、必要なコストが含まれていなかったりして、運営しきれずに破綻してしまう不動産投資家も多かった。

CFシミュレーション

そこで、大規模修繕や家賃の下落率なども含んだ、キャッシュフローのシミュレーション機能を開発した。掲載物件の詳細ページから「キャッシュフローをシミュレーションする」ボタンを押すと自動計算されるが、家賃の下落率を厳し目に設定したり、大規模修繕のタイミングを後から追加することも可能だ。

なお、PC版のみでの提供だった「積算価格シミュレーション」機能は、2020年7月から楽待のiOSとAndoroidの両アプリで利用可能になった。2021年2月には利用回数が200万回を突破し、楽待を利用している不動産投資家にとってなくてはならないツールとなっている。